第二十七番 麻耶山鷲峰寺
国道28号から、生穂川をさかのぼるように県道123を北へとすすんでいく。途上、西方の麻耶山の方角へと曲がり、あとは坂道をひたすらと登ってゆくと、寺へ到着する。石段をのぼってゆくと、鐘楼門がある。ぶらさがっている釣鐘には、文政三年の銘がある。そのまま境内へでて、正面には観音堂がたっている。伝説によると、ここの本尊である十一面観世音菩薩は摂津の麻耶山の観音と同じ木で作られているという。かつて、このあたりが日照りによる水不足に悩まされたことがあった。その際、この観音が水を山頂まで運んだという。また、創建は天武天皇のころ、法道仙人によってなされたといわれている。ここ麻耶山は標高360メートル、寺のすぐ近くには麻耶山展望所もある。展望所からははるか南東の方角をのぞむことができ、志筑の新島、由良成ヶ島、洲本市街地まで見通せる。
所在地 | 淡路市野田尾麻耶(納経は地区世話人)) |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗派 | 真言宗 |
ご詠歌 | 「ともしびの影をしるべにたづねくる かさなる雲の峯のふる寺」 |
連絡先 | 一番 千光寺 電話:0799-22-0281 |
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