第二十二番 如意山安養寺
寺伝によれば、元亨三年(1323)、淡路廃帝の命令により、大伽藍や坊が数多く立ち並んでいたのだという。事実、室町時代の古文書からも、舞楽が奉納されていたことが記されており、かつては栄えた寺であったことが伺える。しかし、現在では本堂だけがのこり、また、あたりも静寂につつまれた所で栄枯盛衰のはかなさを感じずにはいられない。伝わる縁起は、先山千光寺のものと同じで、播州の猟師が矢のささった大猪を追いかけてやってきたところ、この地で胸に矢のささった千手観音像をみつけ、以後仏門にはいり寺を建立した、というものである。そのためか、先山の観音像とここの本尊は同じ同じ木を使っているといわれる。
所在地 | 淡路市木曽下 |
本尊 | 千手観世音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「ほとけさへ修行のための安養寺 みだのちかひはへだてなきもの」 |
連絡先 | 淡路四国第五番 観音寺 電話:0799-24-0484 |
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