第二番 東北山観音寺
洲本市金屋の田畑の中に、広い境内を構えたお寺があらわれる。ここ東北山観音寺は、かつて東北山一上院千福寺と称し、七つの僧坊が立ち並んでいたという。広い境内からも、この寺のかつての隆盛ぶりを伺うことができる。ところが、慶長年間に兵火にあって全焼してしまう。その後、蜂須賀家六代目当主であった藩主蜂須賀綱通により再建された。本尊が十一面観音であったことから、いつのころからかこの寺は観音寺とよばれるようになったという。本堂には秘仏である十一面観音があり、また、大日如来や弘法大師がまつられている。なお、淡路八十八ヶ所第四番霊場でもあるこの寺は、先の阪神淡路大震災でも被害を受け、再建されたばかりである。
所在地 | 洲本市金屋762 |
本尊 | 十一面勧世観音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「父母の 恵み廣田のかんをん寺 佛はいかでよそにあるべき」 |
連絡先 | 電話:0799-22-7184 |
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