第十九番 松栄山延長寺
菅原道真を祭る河上神社と境内を接して東側に位置している当寺は、道真の死後、厄災が続いたために、「延長」と改元されたその年号に由来している。寺の歴史は明らかにはなっていないが、観音堂前にある宝篋印塔(ほうきょういんとう)には康永四年(1345)の銘があり、淡路島内最古のものであるため、かなりの歴史があるものと思われる。また、この寺は明治初期に廃寺となってしまっている。明治の中ごろになって再興されるのだが、それまで本尊は先山千光寺へ、観音像は南へ一キロほどの所にある南谷薬師堂へと移されるという紆余曲折を経ている。
所在地 | 洲本市五色町鮎原南谷565 |
本尊 | 十一面観世音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「久かたの天満神のいにしへを きけば佛の垂じゃくぞかし」 |
連絡先 | 電話:0799-32-0687 |
アクセス・地図
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