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淡路島西国三十三ヶ所霊場めぐり

第十七番 敬向山堺寺

第十七番 敬向山堺寺の画像

 石段をのぼり、鐘楼門をくぐると、本堂がみえてくる。本堂では本尊である千手観音、弘法大師などをお祭りしている。言い伝えによると、推古天皇のころ、南海の沖に光る香木が流れてきたために、天皇に献上した。天皇は百済の仏師に観音像をつくらせて安置させた。この寺にある観音像は、それを迎え祭っているという。また、この寺は霊験あらたかで、病気の祈願に訪れる人が多い。直れば手鏡を納めるというならわしがあるのだが、ここには豊臣秀吉配下で、志知城主であった加藤芳明の妻が奉納したという鏡が残されている。二月三日と八月九日には本尊が開帳されるが、とくに八月九日に参ると大変な功徳があるとされている。

所在地 洲本市五色町広石下461
本尊 千手観世音菩薩
宗派 高野山真言宗
ご詠歌 「みは人の迷ひし道の堺寺 しるべなりけり入相のかね」
連絡先 電話:0799-35-0047

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