第十六番 普陀落山安住寺
洲本からだと、国道28号から洲本IC裏手の山道へと入り、県道472号を北西へ、さらに県道470号を西へ進めば見えてくる。この安住寺は、かつては五つの坊をもっていた大寺だったというが、現在は本坊を残すのみである。ここの薬師如来には、面白い伝承がある。寺の近くに住む老夫婦が金に困り、この寺の薬師像を高野山へ売ったところ、そこの住職が三日にわたり、薬師像が安住寺へ帰りたがるという夢をみた。かくして、薬師如来はぶじ帰ってきたという。ちなみに、ここ安住寺地区においては、毎年正月11日に、豊作を祈り、ワラでつくった大蛇をもち練り歩くという行事でも有名だ。
所在地 | 南あわじ市倭文安住寺514 |
本尊 | 千手観世音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「安く住む寺と思へばたのもしや 法のみちをばたづねきにけり」 |
連絡先 | 電話:0799-46-0301 |
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