第十四番 松帆山感応寺
三原川べりにたつ当寺は、もともとは倭文(しとおり)の感応寺山にあったといわれている。言い伝えでは、天平年間、行基が巡錫の際に感応山に寺を建立したものの、室町時代に火災にあって消失してしまった。その際、本尊の観音像が雲にのり、現在の場所にたどりついたという。また、この寺にある鐘楼は、文明7年の鋳造であるといわれ、この鐘の銘には細川成春の名が刻まれている。応仁の乱の後に、成春が自らの領地の平和・安泰を願って寄進したものである。
所在地 | 南あわじ市松帆古津路148-2 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「なにごとも祈る心はかのう堂 大悲のちかひあさからぬかな」 |
連絡先 | 電話:0799-36-3421 |
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