第十番 六度山観音寺(乙倉山金剛寺)
当寺は、もともと八木国分にあったが、天明二年に火事で焼けてしまい、その二年後に現在地に移ってきたとされている。本堂そばにある町石は、康永二年(1343)の文字がある。これはおそらく、淡路島では諭鶴羽神社にある建武元年(1334)に次いで二番目に古い町石であろう。寛政ごろのものであろうとされている庭園は蓬莱枯山水である。観音霊場巡りの際には、こういった石造品や庭園などをたづねるのも楽しみの一つであろう。
所在地 | 南あわじ市八木天野大久保265 |
本尊 | 千手観世音菩薩 |
宗派 | 高野山真言宗 |
ご詠歌 | 「さを水にかげをうつして乙倉の山もおぐらの月もかわらじ」 |
連絡先 | 電話:0799-42-0863 |
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